アラキドン酸とは?から解説し、摂取できる食べ物やサプリの選び方など、アラキドン酸(ARA)のことを徹底解説します。
アラキドン酸(ARA)とはそもそもなんのこと?
アラキドン酸(ARA)は上記のような構造をしている不飽和脂肪酸です。
真ん中あたりに2重線(2重結合)の部分が4つありますが、2重線のある酸を不飽和脂肪酸と呼びます。2重結合の位置によってオメガ3、オメガ6、オメガ9など呼び方が決まっています。
DHAやEPAはオメガ3系脂肪酸ですが、アラキドン酸はオメガ6系脂肪酸に分類されます。
一方で、2重線の無い酸を飽和脂肪酸と呼びます。
一般的に不飽和脂肪酸は飽和脂肪酸に比べ固まりにくい傾向があります。
この不飽和脂肪酸は体内合成できる量が少ないため、食べ物など外部から摂取する必要があり、必須脂肪酸とも呼ばれています。
必須脂肪酸の代表的なものが、DHA、EPA、ARA(アラキドン酸)です。
これらは「うっかり」対策の成分としても知られていますよね。
アラキドン酸を多く含む食べ物と注意点
DHAやEPAと違い、アラキドン酸を多く含む食材はあまり多くありません。
食材 100 g 中 | アラキドン酸 | 脂質 |
---|---|---|
鶏卵(卵黄、生) | 480 mg | 23.9 g |
ぶた(レバーペースト) | 200 mg | 34.7 g |
フォアグラ(ゆで) | 210 mg | 49.9 g |
いわし缶詰(かば焼) | 210 mg | 15.6 g |
しめさば | 210 mg | 15.6 g |
かも(皮つき、生) | 170 mg | 3.0 g |
(出典:「アラキドン酸」 を多く含む食品ベスト50の成分表)
毎日摂取するのが難しい食材が多いと感じます。
また食材中に含まれる総脂質も重要ですが、アラキドン酸を多く含む食事は総脂質も多いのが特徴です。
食べ過ぎにより中性脂肪やコレステロールの摂りすぎになってしまう場合があるので、これらの食べ物だけでアラキドン酸を摂取する場合は注意が必要です。
さらに、アラキドン酸は酸化しやすいので料理の過程で酸化してしまうという欠点もあり、摂取するのが難しい成分です。
おすすめなのはサプリという選択肢
毎日アラキドン酸を意識した食事を作るのは大変ですし、コレステロールの摂りすぎになってしまう場合があります。
それらを回避するためには、必要な成分だけを簡単に摂れるサプリを利用するのがおすすめです。
アラキドン酸サプリの選び方
1、オメガ3系脂肪酸のDHAやEPAも合わせて摂れるサプリが良い
(オメガ3とオメガ6はどちらか一方だけではなく、バランスよく摂取するのが良いと言われています)
2、体内で酸化しやすいアラキドン酸がしっかり届くようにサポートされたサプリが良い
このような基準でサプリを選んでみてください。